映画の中のコンピュータ
映画やドラマの中でコンピュータを扱うシーンというのは結構出てきます。
たまに、カーソルの移動に俳優さんがダイアモンドカーソルを使っていたり(なんの映画だったか失念)、電子メール S/MIME の暗号化の特性が忠実に台詞になっているなど、なかなかこった映画もあり楽しませてくれます。
たしか、邦画「バトルロワイヤル」のコンピュータシーンの製作協力に、日本のハッカーグループ backsection がついていたりしましたが、狙ってやるならともかく、コンピュータのシーンというのは映画製作会社だけでは正しい動きや台詞をつくるのは、なかなか難しいのだと思います。
ただ逆に映画の中のコンピュータは、仮想現実。 みんなの夢のコンピュータを描いてくれているとします。 じゃーってことで、ここではそれを再現する方法を考えてみます。
5. NASAやCIAやその他の政府機関で使われる全てのハイテクコンピュータは、分かりやすいグラフィカル インタフェースを使っている
9.全てのコンピュータは、相互に接続されている。悪党のデスクトップコンピュータの全ての情報にもアクセスできる。たとえその電源が入っていなくても。
18.ファイルをスクリーン上で見ているとき、誰かがよそでファイルを削除すると、スクリーン上からも消えてしまう(“Clear and Present Danger”を見よ)
映画の物語としてコンピュータが絡むときに重要になるのは、遠隔操作系と GUIのかっこよさです。
遠隔操作のファクターは、その場にいながら他の場所の情報の取得や操作を行えることで、ダイナミックに(強引に?!)物語を進行させることができます。 やはりこれはインターネットで再現することになるでしょう。 そして、全コンピュータはインターネットに接続されていて、しかし FW などで一般にはアクセスできないが、スーパーハッカーはわりと簡単にアクセスできるようになっている必要があります。 😛
GUI のかっこよさについては、まずリアルタイム性が高いこと。 処理のもたつきにより、GUI が遅れることは許されません。 進捗メータはがたがたせずスムーズに動く必要があります。 これには、リアルタイム OS が必要。 ということで、今の現実解は、、 BeOS か リアルタイム Linux でしょうか。
そして、この GUI は他のマシンから遠隔で接続できる必要があります。 他のマシンへ接続すると、GUI ごと相手の OS が表示される必要があります。(これが映画の世界のかっこいいところ) X Window を使えばこれは実現可能ですが、ちょっとモダンではありませんね。
ということで、まとめると
- 全てのコンピュータは高速回線で接続される
- リアルタイム OS が主流になる
- GUI をスムーズに引き出せる接続プロトコルが確立される
くらいで夢が現実になります。 そー遠くではないような気がします。
Dobrodoナ。li na strani Windows Vista! (要WPF/E プラグイン)
5 年後には http:// ってなくなるような気がするんですよね。 代わりは acp:// (アプリケーションコネクトプロトコル/適当)かなー。
インターネットはInternet 2に移行、 IPV6 化、http は Gopher 並の扱いになり、高速回線により 各Web サイトはアプリケーション昇華(上のスクリーンショットみたくなる)、、、というのが僕の夢の世界です。
あたったら、なんかください。 🙂