かっこいいオペレーティングシステム
PC用オペレーティングシステムといえば、ご存じ Windows や Mac OS X や Linux。 他にも MS-DOS とか OS/2 とか BeOS とかいろいろあるわけなのですが、次のPC用オペレーティングシステムのパラダイムシフトはいつになるか、というお話。 簡単に言うといつ”かっこよく”なるか。
OS ってのは何かというところですが、「CPU管理」「メモリ管理」「外部記憶(ファイル)管理」あたりが OS の三大要素。 たしか。 で、いまは GUI とかユーザインターフェースも兼ね備えていたり、はたまたメッセンジャーやメディアプレイヤー、ブラウザなんかがいっしょになっていたりして果たしてどこまでが OS なんだという感じになってきました。
この辺は、Linux のカーネルなんかをみると分かりやすいですが、Linux の場合は三大要素に加えて、ネットワークスタック、周辺機器系のドライバなんかが組み込まれいわゆる”OS”として形成されています。 その他のユーザインターフェースやアプリケーションは「ディストリビューション」としてみんなで好みにアプリをパッケージして「なんちゃらLinux」として配布されています。
Windows も、実は MS-Windows 3.1 のころは Windows 自体は OS ではなく(この部分はMS-DOSに依存していた)、GUI をつくるミドルウェアの扱いになっていました。
近代 PC用OS は三大要素やネットワーク系などなどの機能を備え、アプリケーションを上にのせてはしっているわけですが、この仕組みは次の大型OSである Windows Vista になっても変わりません。 もちろん、ファイルシステムが変わったり(WinFSは見送られたようですが..)、機能が強化されたりするわけなんですが基本はいっしょ。
なにか根本的に”かっこよく”なるには、次の変化を待つ必要があると思っています。
リアルタイムOS
OS の三大要素のひとつ「CPU管理」。 これは各アプリケーションにCPUリソースを配分する仕組み。 いまはマルチコアもはやっているけど、基本は”時分割”で複数のアプリケーションを同時に”みため”実行させています。 問題なのは、この時間配分。 今の非リアルタイムOS は各アプリケーションに割り当てる時間がまちまちなんです。 砂時計、でますよね。
リアルタイムOS は、この時間配分が正確な OSです。必ずアプリケーションに対して同じ時間を割り当てようとします。 これが PC 用 OS にどう影響するかというと、
見た目がかっこいい 🙂
そんな OS しらないのであれなんですが、きっとそうなります。
- 人間の操作に対する反応が適切なタイミングでだせる
- なんの反応もない時間をなくせる
- 進捗メータがちゃんと動く
映画の中のコンピュータってこんな感じじゃないでしょうか。 未来のPCは絶対固まったような動きや、イベント待ちしているような動きはしないイメージがあります。
ビデオゲームをしている感覚というが一番近いでしょうか。 ゲームは 1/60 で操作をもらって動かなくてはいけないため、かなりリアルタイム性が高い制御をしています。 ゲームのようなOS。 近年の CPU の高性能化をみていればきっとそのうちできるはず・・・。 期待しています。
しかしながら最近のゲーム機は逆にPCに近くなってしまい、ディスクを読みに行ってがくっとコマ飛んだりしてげんなりします。 🙂
From: kohaku - 2006/5/24 Wednesday (Comment)
ちょっと話がずれてるのですが、先日自宅でカセットビジョンを発見してしまいました。。。
時間があるときでも、動作するか検証させてみたいのですが、なかなか面白いもの見つけちゃった。:eek:
From: ひろまさ - 2006/5/27 Saturday (Comment)
カセットビジョンいいですね~。 与作とかだっけ 😉
うちの実家にも任天堂の「テレビゲーム15」というのがありました。オレンジのやつ・・・。 でももうさすがにないかも。:oops: