お笑い対応 XHTML
HTML / XHTML という規格は、文書に対して意味をマークアップする規格です。 正直 HTML はこのことが後付なので、無理はあるのですが XHTML はだいぶそれっぽくなっています。
h* タグを使えばヘッダーを、p を使えば段落を、ol を使えば箇条書きを・・・、人間が書く文書にたいして事前にマークアップを行い、人間の言葉が理解できないコンピュータが処理をしやすいように人間がわざわざメタ情報の付与という事前処理をする思想です。
究極的には、こんなことわざわざ人間がコンピュータのためにする必要は一切なくて、表現的にセンタリングされていたらそれはヘッダであるとか、黒点がついていたら箇条書きであるとか、逆にコンピュータが勝手に認識すべきだとぼくはは思っています。 時代とともにメタ系の言語なんていうのはなくなると考えます。
でもでも、今は過渡期。 これを使わないわけにはいきません。 しかし、ブログの文章に XHTML を適応しようとすると問題が発生します。 XHTML は基本的にオフィシャルな文書に対してマークアップする規格。 ブログのような砕けた文書に意味をつけるには、ほとほとタグが足りないのです。
マークアップ言語は、そのメタ情報だけをみてコンピュータのみならず人間も状況を判断できる必要があります。これが真の意味と表現の分離です。
たとえば、
- <p>「Masayan です。」</p>
- <p>「欧米か!」</p>
いまいち p タグだけでは面白さが伝わりません。 もうちょっとがんばって、
- <p>「Otsukare さまです。」</p>
- <p><storng>「欧米か!」</strong></p>
ちょっと伝わるようになります。 でも、独特の「間」がこれでは伝わりません。 苦し紛れに、
- <p>「リサ・スティッグマイヤーです。」</p>
- <hr />
- <p><storng>「欧米か!」</strong></p>
とするとなんとか間が伝わります。 しかし、いまの XHTML だとネタの後半、例えば「かぶりぎみ」が書けません。 ここで、XHTML を拡張して p タグのネストを許可してみましょう。
- <p>「リサ・スティッグマイヤーで
- <p><strong>「欧米か!」</strong></p>
- す。」</p>
だいぶいい感じになりました。
…XHTML Speak 1.0 という規格が出来ることを祈っておもいきってここにエントリします。
# ネタですよ(笑)
From: ぼの - 2006/12/4 Monday (Comment)
一つめの例で笑い転げました。(笑) 勝手にかぶりぎみに読んでしまうし……Σ(゜д゜lll) 先生!これが、命令したとおりにしか実行できないコンピュータと、人間との違いなのですね。
From: ぼの - 2006/12/4 Monday (Comment)
雪だるまアイコン、かわいいなあー。(*’-‘*)
うちはお日さまマーク。。。今まであまり意識してなかったのですけど、wp-otenki で列島の長さを感じました。
From: ひろまさ - 2006/12/5 Tuesday (Comment)
コンピュータにお笑いを理解させるのは大変ですね。 <wara / > とかってタグいれればいいんでしょうか。(笑
ゆきだるまくん出始めましたね! 実は夏に otenki つくっているときから、はやくでないかな~って楽しみにしていました。 なかなかかわいい!!、、お気に入りです。 😮