壊れた Microsoft Excel ファイルの修復方法
世界にただ一つしかない、大事な Excel のファイルが壊れてしまった! せまりくる納期、もう取り戻せない時間…!
エクセルなどのオフィスファイルをダブルクリックした瞬間、ソフトが「エラーログを作成しています」とか「不正な処理で終了しました」などで落ちてしまい、ファイルはあるのに開けないといった悲劇が起きる場合があります。 そんな時、もしかしたら復旧できるかもしれない方法を書いておきます。
まずは、Microsoft にもあるオフィシャルな方法。
Excel ファイルを開くことができなくなった場合の対処方法
この資料では、Excel ファイルを正常に開けなくなった場合に、データの復旧を試みる方法について説明します。
要は、他のブックをつくって参照で壊れたファイルを参照してデータを吸い出す。 という方法です。 この場合、値や少しの書式は吸い出すことができますが、画像や吹き出しなどは絶望的です。 そんなブックじゃない場合は、お試しを。
画像や吹き出しも復旧したい…。 そんな時の話。
基本的には一度データ破損等でエラーがでてしまうと、そのエクセルでは開くことができません。 というわけで、もし上位バージョンのエクセルがあればそれで試してみるのも手でしょう。 で、なかなか上位バージョンなんかないわけで…
ja: Japanese Native language Project/OpenOffice.org日本ユーザー会
# ワープロや表計算、プレゼンテーションがまとまって入っている
# 無料で入手できて、自由に利用できる
# Microsoft Officeと高い互換性がある
Microsoft Office 形式のファイルが読める、オープンソース、OpenOffice。 これで読んでみましょう。
エラーの状態によっては、読めると思います。 エクセルよりエラーハンドリングがまともなのか、無視できるのか、それともその情報をそもそも読まないのか。 要因はいろいろあると思いますが、経験的に読める可能性が高いです。
で、なんとか読めたら、すぐ、「openoffice 形式」で保存します。 そのまま .xls で保存しなおしちゃうと、エラー情報が残ったままになるのでダメです。 で、保存した openoffice 形式で再度読み込み .xls に変換しなおします。 運が良ければ、これで大部分は直ると思います。
もちろん、互換がない部分や、そもそもファイルが破損している部分は壊れてしまっているかもしれませんが、背に腹は代えられません。 消失してしまうよりずっとましです。
OpenOffice はエクセルだけでなく、ワードとか(やったことないけど)パワーポイントとかも読めるハズなので、エクセル以外のファイルが破損したときも同様な方法でいけるかもしれません。
Microsoft にはこんなことは書けませんね。 以上、マメ知識でした。 🙂
From: aka - 2007/6/10 Sunday (Comment)
つまりOpenOffice最強という事で
From: ひろまさ - 2007/6/10 Sunday (Comment)
あはは。 実は家では OpenOffice 常用しているんですが、動作中は OpenOffice のほうが原因不明でぽこぽこ落ちるんですよねぇ。
あとは、Calc の 65535行制限撤廃と、パフォーマンス(遅い)、マクロの開発環境がそろえば仕事でも使えそうデス。
コミュニティの雰囲気ほうあんまりみたことないのですが、3月にでた 2.2 の日本語版がでない…。 Base の改良と、Calc がピポットテーブル使えるようになるみたいなので、期待していたのですが。。 😕