先日買いましたハードディスクレコーダ RD-H1 には、DVD-R 等の外部記録がついていません。 内蔵ハードディスクの容量がいっぱいになった場合は、必要のない番組を消すしか選択肢はありません。
しかし、この機械には ネットdeダビングという機能が備わっており、東芝の同機能を持つ DVD-R 付のハードディスクレコーダにコピーし、その DVD-R を使って保存することができます。 逆に言うと、RD-H1 は、DVD-R 付のレコーダのディスク増設用としての側面もあります。
はたして、こんな便利な機能を PC ユーザがほおっておくわけもなく、ネットdeプロトコル(?)をハックし作成された、PC を疑似ネットdeダビングクライアントにするソフトウェアがいくつかあります。 RD-H1 から PC へファイルを転送できるわけです。 PC にファイルが送信できれば、PC で編集をしたり、DVD に焼いて保存したりできます。
この PCへのファイル転送、お楽しみとして残しておいたのですが、1週間たったので試してみました。
PCネットdeダビングクライアントでは VirtualRD が有名ですが、うちでは RDService を使ってみました。 Java で作成されています。
RDService を使ったのは、Linux のファイル共有サーバに転送したかったというのが理由です。 Linux の Java Runtime でも正常に動作しました。 🙂
気になる転送時間ですが、30分番組を SP モードで撮った番組が 17分くらいで転送できました。 だいたい見る時間の半分くらいでしょうか。 .mpg 形式で、1.1G Byte くらい。 mpeg2 のファイル形式は以下のようになっていました。
AF_pre: af format: 2 bps, 2 ch, 48000 hz, little endian signed int
AF_pre: 48000Hz 2ch Signed 16-bit (Little-Endian)
AO: [dsound] 48000Hz 2ch Signed 16-bit (Little-Endian) (2 bps)
Building audio filter chain for 48000Hz/2ch/16bit -> 48000Hz/2ch/16bit…
Starting playback…
VDec: vo config request – 720 x 480 (preferred csp: Planar YV12)
VDec: using Planar YV12 as output csp (no 0)
Movie-Aspect is 1.33:1 – prescaling to correct movie aspect.
VO: [directx] 720×480 => 720×540 Planar YV12
転送速度は噂通り速くないですが、それほど利用頻度もなさそうですし、裏で Linux サーバと通信させとけば気になりませんね。
ということで、この機能があればハードウェア MPEG2 エンコーダとしても使えます。 昔撮ったアナログビデオカメラの映像をエンコードしよう。