保護されたい時とされたくない時
たまに時事ネタ。
個人情報保護法が施行されてからというもの、月に一回くらいはどこからしらで “情報流出” 騒ぎが起きているように思う。 ただ、目にする回数については、世論のセキュリティに対する意識が高まりから、新聞に取り上げられることが増えたというのが真相のような気もする。
そして今日も個人情報も含めて “流出系” がいくつかでていたが、これはさすがにやばいと思った。
asahi.com: 原発内部情報がネット流出 「ウィニー」にウイルス – 社会
煽っている新聞社とそうでない新聞社があるので、内部情報の危険性がどの程度かは計れないが、とりあえず、取り返しの付かない闇に情報が落ちていってしまったのは確かだ。
世界中に張り巡らされたインターネットと数学的に破ることができない暗号技術で、法の強制もないのに自らの意志で個人情報保護をしてしまった 匿名 P2P ネットワーク。 誰が発信しているかさえ分からないファイルにのって外界の機密情報や個人情報が永遠に彷徨う。
匿名を手に入れた人が何をするのか。 匿名上のインフラで生産的なことは起きえるのか。 自分が自分であることを明かしてはいけないという “個人情報保護法案” ができたら、はたして何が起きるのだろう。