良い音で音楽を聴く
TAO さんがかかれました記事で、先日からとても気になっているエントリがありました。
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これがホンマもんのCDの音じゃーーーーーーーっと超感心してしまいました。 mrgreen
こんな音、CDプレイヤーでは聞いたことありません。
無圧縮 CD データを iPod で鳴らすとすごい!というお話です。 いいですねー!! 🙂
また、タイムリーなことに本日「ガラスのCD」の記事がスラドにでています。
ガラスCDは完全に透き通っており、温度や湿度による変化を全く受けないという。
– ぼくはオーディオあまり詳しくないので、以下あまり信用されないよう。 –
CD は音楽をデジタルで記録する媒体ですが、プレイヤーや CD の材質によって音が変わることが知られています。
デジタルなのに、なぜ? 同じ 1 と 0 さえ取得できれば同じ音が鳴るはずです。 まぁプレイヤーの値段は D/A 変換のアナログ段の違い・・・。 とぼくは思っていたのですが、どうも違うようです。
要は、”同じ 0 と 1 が取得できる” という部分が間違え、、ということらしい。 PCとかいじっていると、どうもこの感覚に陥ります。 PCなどのデータを処理するコンピュータ上でデジタルデータが化けてしまうということは、正しく処理が継続できないということに他なりません。 ファイルは壊れるは、プログラムは暴走するはで大変。 ということで、絶対化けないようにベリファイやリトライの仕組みが必ず備わります。
かたやCDプレイヤーは音の世界。 とどのつまり、ちょっとくらい正しい 0 と 1 がとれなくても一応は鳴ってしまうわけです。 もちろん CD プレイヤーもコンピュータですが、このへんの設計思想に違いがあるようです。 ただし、CDで扱うのは音なので時間軸だけは間違うわけにはいきません。
PC はいくら時間がかかっても、正しいデータを取り出そうとする。 CD はちょっとくらい間違っていても正しい時間軸でデータを出力する。
もちろん、CD にも強力なエラー”訂正”機能がありエラーがあれば元のデータに戻します。 それでもだめなら”補正”もするそうです。
補正がかかると音は変わるはず、またエラー訂正時にはプレイヤー機器にアナログ的なゆらぎが発生することもあるそうです。 まぁ、これらがどれくらいの頻度で起きているのかぼくは全然知りませんし、え~エラー訂正時にゆらぐ?? とも思います。 でも CD プレイヤーからは、なにか本来 CD に記録されているものとは違うものが鳴っているような気はしてきました。
じゃーということで、”正しいデータ”を処理できる PC を使って CD を一度ファイルに吸い上げて鳴らしてみたら面白そうです。 🙂
なにをもって正しい CD のデータ、、とするのかが最大の難問ですが、CD のリッピングソフトをいくつかつかって、何度か吸い上げた .wav データで差異がでなかったものを正としてみました。
最初、CDex というリッパーを使ってオプションでそれっぽいのを選択して、数度読んでみたのですがバイナリが一致しません。 読み出すごとに違うデータがでてきます。 ドライブとの相性が悪いのかもしれません。 (こういうことが CD プレイヤーでも起きているのだろうか…)
ということで、昔から定評のある(そしてこの手のことに気が使われている) cd2wav を使ってみました。 設定の「読み出し方法の設定」で「2パスフレーム間補正読みだし」を選択し、何度か同じ曲を読み出したところ md5sum が一致し出しましたので、これを正としました。
サンプルにつかった CD は宇多田ひかるさんのアルバム「First Love」。 この CD 、若干コンプ強めですがミックスダウンがとても良くできていると思います。
後は鳴らすだけ。 .wav を D/A して音として出力すればいいわけですが、何を使おう・・・。 ここで、TAO さんは iPod を使われているわけです。 iPod は小さいながら、D/A 性能がとても良いらしい! いいなぁ。。
この PC で鳴らしても良いのですが スピーカがいまいちなので、せめてミニコンポに・・・ということでここで登場、 XBOX (初代)。
知る人ぞ知るですが、XBOX は中をあければ普通のPC。 そして最強のメディアプレイヤー、ffmepg ベースのXBMC が動作します。 .wav くらい軽々読み出します。 あとは、D/A 段をどこでやらせるかですがこれは、餅は餅屋でミニコンポにさせてみました。 光ケーブルでのデータ損失もあるかもしれませんが、CD プレイヤーでのデータ損失よりずいぶん少ないに違いない、、という思いこみで聴かなかったことにします。(笑)
はたしてミニコンポのスピーカ程度で違いが分かるものだろうか。。 不安を覚えながら再生。
こ、これは違いますね。 音を言葉で表現するのは難しいですが、スピーカの前からカーテンが1枚なくなったような感じです。 クリアというのでしょうか。 スネアがパーンって強くなっていたり、キラ系のシンセが広がってきこえたりします。
CD と XBOX とランダムにならして当てるテストしてみたいところなんですが、、近くにあるから動きで分かってしまうんだよな・・・。 こんど考えてやってみます。
しかしながら、最大の弱点は XBOX のファンがうるさいということです。(←だいなし
From: tao - 2006/10/25 Wednesday (Comment)
さすがhiromasaさん!参考になりました。:razz:
いま、ここでNS-1000Xがなっている音ですが、どのSHOPでも聞いたことありません。飛びぬけています。
PCはえらい!iPodはえらい!!ってな感じです~:mrgreen:
昔買ったCDを鳴らすのが、いま、楽しみになっています。
鳴らすたびに感動しています。
From: ひろまさ - 2006/10/26 Thursday (Comment)
tao さん、こんばんわ~。 😀
こちらこそ楽しい時間を過ごせました。 ありがとうございます。
昔のCDのほうが変に音いじってなくて良いですよね。 ぼくも REBECCA などをかけて感動していました。 😉
From: tao - 2006/10/27 Friday (Comment)
そうなんです、デジタルマスタリングかけてるとへんな音になってます。このシステムになって初めて分かりました:mrgreen:
70年代POPS良いなぁ~~:mrgreen:
From: 砂原たつき(Cielo) - 2006/11/5 Sunday (Comment)
さらっと読みでカキコ(挨拶
まりんちゃんがアルバム「LOVEBEAT」をリリースする際、CDのプレス工場まで出かけて盤質をチェックしたという、実にまりんちゃんらしいお話を思い出しました:grin:
From: ひろまさ - 2006/11/5 Sunday (Comment)
あはは、さすがまりんちゃん。 こだわりが違いますね。 😀
やはり、人と違うなにかが聞こえるんだろぉなぁ。